大和ハウス竜ケ崎工場の関東一円の建設現場向け部材配送において、神奈川県海老名市に2次配送拠点を設置し、車両の安定確保、輸送効率およびJIT納品の精度向上を図った事例です。
概要
- 業種・業態
- 総合不動産開発業
- 会社名
- 大和ハウス工業株式会社
- 主な取扱商材
- 住宅、集合住宅、店舗、工場などの建築部材
- エリア
- 全国
以前の物流体系・問題点
以前の物流体系
大和ハウス竜ケ崎工場は、関東地方の建設現場向けに住宅建材を出荷していますが、神奈川エリア向けの現場配送では、配送距離が長いこともあり1日1運行のみと運行効率が悪い状態でした。神奈川エリアでは、2トン車でなければ配送できない狭小地の建設現場が多いため、積替え拠点を都度確保して対応する必要がありましたが、繁忙期には車両の確保も常時困難な状態でした。
問題点
- 茨城県から神奈川県までの配送距離が長く、運行効率に課題が。
- 狭小地への配送対応にと余計な労力が発生。
- 茨城県から神奈川県向けの配送車両の集車が不安定に。
大和物流の提案
提案内容
- 神奈川県に新規物流センターを構築し、当該物流センターを中継して南関東エリア向けの現場配送を実施することで、トータル走行距離を削減。
- 工場向けに納品される完成品の内装材についても、南関東エリア向け分を新規物流センターに一括で調達し、現場別仕分け作業を実施。
- 工場で1日当たり平均200台手配している配車業務の一部を新規物流センター側に移管することで、車両の安定確保、現場進捗に応じたJIT納品の精度向上を実現。
Before

After

提案後の効果
- 物流センターの運営コストが固定費として発生するが、配送コストが削減できたことで、トータルの物流コストは維持したうえで、現場配送業務が安定。
- 工場からの配送距離が短縮され運行効率が向上、南関東エリアの2次配送においても、1日あたり平均2運行以上の効率的な運行が可能に。
- 配車業務を分割したことで、集車能力が向上し、車両確保が安定。
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Case Study
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