大和物流の強み

大和物流の強みは、建築・建材物流で培った臨機応変な現場対応力にあります。長尺物や重量物といった扱いが難しい貨物、変わりやすい現場状況。こうした現場で磨かれた柔軟性こそが、当社の物流サービスの基盤です。この現場対応力を基盤に、全国に広がる拠点網と多様な車両を組み合わせることで、お客さまのあらゆるニーズにお応えします。

当社は、低床・高床ホーム、天井クレーン、危険物倉庫など多様な設備を備えた物流センターを全国に展開しています。これらのセンターを軸に、幹線輸送から二次配送、調達物流までを一体的に運営。さらに、450台以上の自社車両と1,200社を超える協力会社ネットワークを組み合わせることで、どの地域でも揺るぎない安定供給を実現します。

倉庫管理システム WMS

物流センターの効率化の要となるのが、倉庫管理システム(WMS)です。当社が開発した「SWMS」は、入出荷・在庫・作業指示を統合管理し、センター運営全体を効率化します。現場視点で設計されているため実務に即しており、お客さまごとの課題や業務フローに合わせた柔軟なカスタマイズにも対応可能です。

輸配送管理システム TMS

当社の輸配送管理システム（TMS）は、現場の実態に対応した輸配送ネットワークの最適化を支援します。配送計画・貨物追跡・実績管理を一元的に管理し、蓄積されたデータを分析することで、最適な拠点配置や配送ルートをシミュレーション。勘や経験だけでは見えなかった改善ポイントを可視化し、輸配送ネットワーク全体の効率化を実現します。

大和物流は、現在1,700社を超えるお客さまの物流を支え、年間約600万トンもの貨物を取り扱うなど、豊富な実績を築いています。その背景には、大和ハウスグループの一員として培ってきた建築・建材分野でのノウハウと、全国に広がるネットワークがあります。現在では、グループの総合力を生かした安定した事業基盤のもと、建設・住宅、製造、流通小売、環境エネルギー、情報通信、食品・医薬品など、多様な業界の物流を支援しています。

日々の運営品質を支える組織体制

全国各地区に専門の安全管理担当を配置し、現場任せにしない組織的な安全管理を徹底しています。さらに、一つの拠点で発見された課題や改善事例は、全国の拠点へ即座に水平展開し、品質と安全のレベルを継続的に高めています。

万一に備えた事業継続体制

災害や突発的な事態が発生した際にも、お客さまのサプライチェーンを守る体制を整えています。全国拠点のネットワークを活かし、代替拠点での業務遂行やルートの切り替えなど、事業継続計画（BCP）にもとづいた対応が可能です。また、被災地への支援物資輸送など、社会インフラとしての役割も担い、お客さまの事業と社会全体を支え続けます。