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プレスリリース

「(仮称)仙台扇町物流センター」を着工しました

2021/10/21プレスリリース

大和ハウスグループの大和物流株式会社(本社:大阪市西区、社長:木下健治)は、2021年10月20日、仙台市宮城野区において物流施設「(仮称)仙台扇町物流センター」を着工しました。

 

完成予想図

 

1.開発の背景

東北地方最大の消費地であり、産業集積地でもある仙台市は、東北自動車道、仙台南部道路、仙台東部道路、仙台北部道路が四方にあり、首都圏や東北各県をつなぐ交通の要所です。特に、仙台塩釜港エリアは、仙台市中心部へのアクセスに優れるとともに、陸・海・空の輸送においても利便性が高いことから、物流施設のハブ拠点として開発が進められています。

当社ではこれまでに、宮城県内で3ヵ所、総延床面積15,309.68㎡(4,631.18坪)※1の物流施設を開発、運営していますが、今後のさらなる物流需要の増加を見据え、仙台市宮城野区に「(仮称)仙台扇町物流センター」(以下「本センター」)を開発することとしました。

※1. 賃貸用物流施設を含む、2021年9月末現在

 

2.    本センターの特長

(1)仙台市中心部への配送に適した市街地に立地

本センターは、国道45号線に面し、仙台市中心部まで約20分の距離に位置しています。国道4号線を利用することで仙台市内全域をカバーできるため、消費地への輸配送に適した立地です。

また、仙台東部道路の「仙台東インターチェンジ」、「仙台港インターチェンジ」からそれぞれ約4kmと近接し、東北自動車道へもアクセス可能なことから、関東地方や東北各県への広域配送拠点としての交通利便性にも優れています。

さらに、東北唯一の国際拠点港湾である仙台塩釜港から約8kmという立地を生かし、海上輸送にも対応可能です。

 

地図

 

(2)効率的な入出庫作業を実現する施設仕様

本センターは、カゴ台車などの荷役に適した高床式倉庫です。バースに設置したドックレベラー※2を活用することで、海上コンテナなど多彩な貨物の取扱いができるとともに、フォークリフトや台車での積み下ろしが容易になり、生産性の高い荷役作業を行うことができます。

バースには14台の大型トラックが同時に接車可能なため、効率的な輸配送が求められる2次配送※3拠点や分散された物流拠点を集約するDC※4としての運用にも適しています。 また、奥行13m の庇を備えているため、天候に左右されない入出庫が可能です。

※2. 建物の搬入口と車両の荷台との高低差をなくすための装置
※3. 中・長距離輸送(一次輸送)の後に行う、到着エリアの物流基点からの近距離配送
※4. 在庫を保管し、オーダーに応じて出荷するタイプの物流センター(在庫型センター)

配置図(1F)

 

(3)地震災害に対応した施設仕様

本センターには、地震発生時に荷物や設備のダメージを最小限に抑え、建物の機能を維持できるよう、外壁面に粘弾性ダンパー※5を組み込んでいます。当装置により、地震の揺れによる建物の損傷を低減するとともに、保管物の落下を抑制し、作業者の安全に配慮します。

※5. 鋼板の間に組み込んだゴムが変形することで、地震エネルギーを吸収し建物の揺れを低減する制震装置

 

3.今後の運用

本センターは、2022年11月末の竣工を予定しています。竣工後は交通利便性と充実した施設仕様を活かし、仙台エリアを商圏とする流通業者や小売業者向けの保管・輸配送拠点として当社が運営します。

 

仙台エリアおける当社の物流施設開発について

当社は仙台エリアにおいて、これまでに物流施設3拠点を開設するなど、事業基盤の強化に取り組んできました。今後も、エリア内のネットワークを活用し、車両や作業員を連携することで、多様化する物流ニーズに対して柔軟に対応し、物流サービスレベルのさらなる向上を図っていきます。

 

名 称

稼働日

所在地

延床面積

施設の特徴

仙台物流センター

2004年10月

岩沼市空港南

1,519.33坪

物流不動産(賃貸用物流施設)

仙台扇町危険品倉庫

2011年7月

宮城野区扇町

323.85坪

消防法における第4類危険物(引火性液体)の保管が可能

仙台港物流センター

2015年3月

多賀城市栄

2,788.00坪

高床式と低床式の2つのバース形状を持つハイブリッド型センター

(仮称)仙台扇町物流センター

2022年12月予定

宮城野区扇町

5,105.09坪

海上コンテナ等の幅広い貨物に対応可能な大型物流センター

 

4.施設概要

名 称

大和物流株式会社「(仮称)仙台扇町物流センター」

所在地

宮城県仙台市宮城野区扇町1-7-5 他

敷地面積

8,384.38㎡(2,536.27坪)

延床面積

16,876.36㎡(5,105.09坪)

構 造

鉄骨造・地上5階建て(2階は事務所のみ)

バース形状

高床式

床荷重

1階:2.0t/㎡、3・4・5階:1.5t/㎡

梁下有効高

1階:6.5m、3・4・5階:5.5m

搬送設備

貨物用エレベーター:2基(3.6t:1基、4.6t:1基)
垂直搬送機:3基(1.5t)
ドックレベラー:2基

アクセス

仙台東部道路「仙台港インターチェンジ」から約4km
仙台東部道路「仙台東インターチェンジ」から約4km

最寄り駅

JR仙石線「福田町駅」から約1.4㎞
JR仙石線「小鶴新田駅」から約1.6㎞

着 工

2021年10月20日

竣 工

2022年11月30日予定

稼 働

2022年12月1日予定

施 主

大和物流株式会社

設計・施工

大和ハウス工業株式会社

運 営

大和物流株式会社

物流センターURL:https://www.daiwabutsuryu.co.jp/center/sendai-ougimachi

 

 

大和物流について

大和物流は、1959年に大和ハウス工業株式会社の物流子会社として設立し、今年で創立62年を迎えます。建築・建材物流をコア事業とした総合物流業のほか、お客さまのニーズに合わせた物流施設開発を全国で進め、現在、自社で管理・運営する物流施設は、97ヵ所・総延床面積約30.8万坪(2021年9月末時点)に上ります。また、ベトナムの現地法人を軸にグローバルへの展開も積極的に進めています。

 

 

お問合せ先

大和物流株式会社 経営企画部 : 06-4968-6372

 

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