物流センター

通過型センター運営(TC)

拠点間での仕分け・積替えを代行し、輸送距離の短縮と積載効率の向上で、店舗や配送先への安定供給を実現します。

サービス概要

拠点での仕分け・積替えで、輸送効率と店舗負担を改善

メーカーや仕入先から各店舗への直送では、遠方への輸送が多く、トラックの積載率も低くなりがちです。また、店舗では複数の発送元から個別に荷物が届くため、荷受けの回数が増え、現場の負担となります。こうした課題を解消する仕組みが、通過型センター(TC)です。

大和物流の通過型センター運営は、全国の拠点で貨物を一旦集約し、店舗別・エリア別に仕分けてから配送します。拠点までは大型トラックで大量輸送し、拠点から各店舗へは最短ルートで配送することで、輸送距離とコストを削減。店舗への配送を集約するため、荷受け回数を減らし、安定した納品体制を築けます。

よくある課題

こんなお悩みを解決します

  • 店舗網の拡大に伴い、配送ネットワークを見直したい
  • 運送会社の手配が安定しないため、輸送距離を短縮したい
  • 調達先が多いため、工場や店舗への物流動線を簡略化したい
  • 在庫を分散せずに、各エリアへの配送ネットワークを拡充したい
  • 荷受けの回数が多く、店舗や現場での作業負担が増えている

サービスの特徴・強み

戦略的な物流設計で、輸送効率と供給安定を両立

通過型センター(TC)と輸配送を連携させ、ネットワーク全体を最適化

ドライバーの労働時間規制や環境負荷低減など、物流を取り巻く制約が増す中で、輸送ルートだけの改善では持続可能な物流は実現できません。大和物流は通過型センター(TC)だけでなく輸送手配も担うため、拠点配置から幹線・二次配送のルート設計まで、輸送ネットワーク全体を一体で最適化できます。拠点間の距離短縮や積載効率の向上により、リードタイムとコストを同時に改善し、安定した輸送体制を構築します。

多様な納品形態に対応し、リードタイムを短縮

大和物流の通過型センター(TC)は、そうした多様な要件に柔軟に対応できる仕分け体制を備えています。荷受け後すぐに店舗別・方面別の仕分けを行う「TC1型」に加え、総量納品後に検品を経て仕分けを行う「TC2型」にも対応可能です。商材や現場の特性に合わせて最適なオペレーションを設計することで、リードタイムを短縮し、安定した出荷体制を実現します。

現場の繁閑差に即応できる、自社開発WMS「SWMS」

自社開発の倉庫管理システム「SWMS」を基盤に、通過型センター(TC)のオペレーションを正確かつ安定的に運営しています。自社開発だからこそ、お客さまの既存システムとのデータ連携や、業種・商材ごとに異なるオペレーションへのカスタマイズにも柔軟に対応できます。繁忙期の物量増加や閑散期の人員調整といった変動にもシステムが即応し、現場全体の安定稼働を支えます。

サービス詳細

方面別仕分けから二次配送までを担うTCサービス

食品・日用品からアパレル・住設資材まで、多様な業界の商材に対応可能です。仕分け・積替えといった基本機能に加え、輸配送との組み合わせで効率的な物流を実現します。

主な取扱商材

  • 日用品、アパレル、スポーツ用品、アウトドア用品、ペット用品
  • 食品、飲料
  • 建築建材、住宅設備
  • 機械部品、産業機械
  • 店舗什器

主な対応業務

  • 店舗、方面別仕分け
  • 入出荷作業

実績

多様な商材の効率化と安定供給を実現

アパレルやメーカーをはじめ、多様な業界で通過型センター(TC)を活用し、効率的で安定した物流体制を実現しています。

業界主な対応業務導入効果など
スポーツ用品小売通過型センター(TC)運営
店舗共同配送
幹線輸送
関西エリア約60店舗向けのTC運営と店舗配送を当社センターで運営。他社との積み合わせによる店舗配送によって、車両の積載効率の向上と配送料金の変動費化(個建て単価設定)を実現し、年間の繁閑差が大きい事業環境下においても、荷量に応じた無駄のない配送体制を構築しました。
太陽光メーカー太陽光パネル資材の保管
全国TC拠点への幹線輸送
現場配送、資材回収
東西2拠点の在庫センターと全国7カ所へのTC設置により、全国の施工現場への配送網を構築。TC活用による現場配送距離の短縮、当社の共同幹線輸送網を活用した提案により、積載効率の向上とコストの変動費化を実現し、物流全体の合理化を実現。また、WMSに長期在庫品のアラーム機能を導入するなど、品質維持と継続的な最適化提案を可能にしました。
化学メーカー西日本向けDC運営
幹線輸送・二次配送(TC活用)
往復輸送による調達・製品物流
関東の工場における、調達物流と全国への幹線輸送及び2次配送を受託。西日本エリアのDCと全国3カ所のTCも、輸配送とセットで包括的に当社が運営しています。
電池電源システムメーカー工場内作業請負
製品の東日本エリア配送
西日本の工場から東日本エリアへの製品の幹線輸送および二次配送拠点のTC運用から現場配送まで、東日本の輸配送業務を一括で受託。工場には当社社員が駐在し、生産計画を確認のうえ車両手配を行うとともに、構内作業も請け負うことで生産と物流の接続を円滑にしています。
ホームセンターTC運営
店舗配送
全国に約60店舗を展開するホームセンター様のTC拠点2カ所の運営と店舗配送を実施。TCⅡ型のセンター運営で、マテハンを活用した小物商品の仕分けの仕組みを構築し、店舗別・カテゴリ別の仕分けに対応。1日当たり平均10万ピースの商品を安定して店舗へ納品しています。カテゴリ別に分けた荷姿で店舗へ納品することにより、店舗側の棚入れ作業の効率化を実現しています。

通過型センター運営なら、大和物流。
まずはお気軽にお問い合わせください。

よくある質問

サービスの料金を教えてください。
料金は商品の特性、物量、作業内容などに応じて異なるため、お客さまごとに最適なプランを個別にご提案しております。担当者が詳細をお伺いしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
土日祝日の対応は可能ですか?
内容に応じて対応しているため、センターによって異なります。対応には事前の計画・調整が必要となりますので、まずはお早めにご相談ください。

大和物流の強み

01

調査・分析・対話で導き出す、一歩先を見据えた物流提案

私たちは単なる物流請負ではなく、お客さまの事業戦略を支えるパートナーとして、実効性の高い提案を行います。お客さまとの対話を通じて事業環境の変化も踏まえながら、サプライチェーン全体を見直し、共に「一歩先のあるべき姿」をご提案します。

02

建築・建材物流で培ったノウハウで、あらゆるニーズに対応

大和物流の強みは、建築・建材物流で培った臨機応変な現場対応力にあります。この現場対応力を基盤に、全国に広がる拠点網と多様な車両を組み合わせることで、お客さまのあらゆるニーズにお応えします。

03

全国展開の拠点ネットワークと自社アセットによる、安定供給体制

当社は、低床・高床ホーム、天井クレーン、危険物倉庫など多様な設備を備えた物流センターを全国に展開しています。450台以上の自社車両と1,200社を超える協力会社ネットワークを組み合わせることで、どの地域でも揺るぎない安定供給を実現します。

04

自社開発システムによる、効率的なセンター運営支援

物流現場で培った実務ノウハウをもとに、当社は倉庫管理から輸配送管理までを統合的に支えるシステムを自社開発しています。システム単体の提供ではなく、実際の輸配送サービスと一体で運用することで、データに基づいた継続的な改善を実現し、お客さまのセンター運営全体を効率化します。

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お客さまの経営課題に寄り添い、最適な物流戦略をご提案します。

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