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役立ちコラム

「第1回関西物流展」出展レポート~各社の出展ブース情報のご紹介~

2020.01.10

2019年11月27日(水)~29日(金)の 3日間にわたり、インテックス大阪にて、西日本最大級の物流業界向け総合展示会「第1回 関西物流展」が初開催されました。

大和物流も、本社を大阪に置く物流企業として、大和ハウスグループ各社と共同で関西物流展に出展いたしました。

この記事では、当日の会場の様子や、各社の出展ブース情報をいくつかご紹介します。

会期中に参加できなかった方や、物流の展示会に興味がある方は、是非ご覧ください。

 

関西物流展とは?

関西物流展は、関西で初めて開催される物流業界向けの総合展示会(見本市)です。

 

「物流」は日本の経済を支えている必要不可欠な産業ですが、矢野経済研究所が2019年7月11日に発表した調査結果によると、物流の市場規模は約22兆円にものぼり、今後更なる市場拡大が見込まれています。

 

一方で、ドライバーの減少や労働環境の悪化、積載率減少による効率悪化など、深刻な課題を多く抱えていることも事実です。

関西物流展は、このような物流に関する課題を踏まえて、あらゆる情報、製品、サービスが集まり、活発な商談や議論が行われる場が欲しいという業界関係者の声を受け、物流の「生産性向上」、「環境改善」にスポットを当て、物流業界のさらなる発展を目指し、今回、西日本で初めて開催されました。

大阪府内の倉庫業は1,000事業所を超え、全国でトップクラス。

その立地は主にベイエリアを中心とした流通上の利便性の高いエリアに立地していることもあり物流への関心は高く、公式サイトが公表した来場者速報によると、3日間の来場者数は、21,432名にも上ったとのことです。

 

※矢野経済研究所プレスリリース:

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2167

※関西物流展 来場者速報

http://kansai-logix.com/wp/wp-content/uploads/2019/11/8e5d413b82a61c32540afe81d214f8a9.pdf

 

概要

名 称 : 第 1 回 関西物流展

テーマ: 物流業界の生産性向上と労働環境の改善

会 期 : 2019年11月27日(水)~29日(金) 10:00~17:00

会 場 : インテックス大阪 4・5 号館(〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北 1-5-102)

主 催 : 関西物流展 実行委員会

後 援 : 経済産業省 近畿経済産業局、国土交通省 近畿運輸局、大阪府、大阪市、堺市、兵庫県神戸市、公益社団法人関西経済連合会、大阪商工会議所、一般社団法人大阪卸商連合会

開催規模: 出展社 230 社/513 小間

 

特徴

大阪は近畿2府4県、中国・四国、北陸における物流拠点で、後背地に巨大な生産・消費地を抱え、陸・海・空の物流拠点として優位性の高い場所に位置しており、物流事業者が集中しています。

今回、西日本初の物流展開催にもかかわらず近畿運輸局、近畿経済産業局、大阪府、大阪市を始め39の行政・協会の後援・協力のもと、全国より230社の出展企業が集まり、「物流業界の生産性向上と労働環境の改善」に繋がる技術・製品・サービスが一堂に展示されました。

また、2年に1度、東京ビックサイトで開催されている「国際物流総合展」には出展していない企業も多くみられ、関西ならではの物流展となっていました。

 

 

出展ブース紹介

関西物流展に出展していた各社ブースの中から、3つピックアップしてご紹介いたします。

 

ダイワハウスグループ

まず、1つ目にご紹介するのは、恐縮ですが、当社が共同出展した大和ハウスグループの出展ブースです。

大和物流は、大和ハウスグループ各社やそのアライアンスパートナー企業さまとの共同ブースで出展。

輸配送やセンター運営など、当社の物流サービスの特徴や、物流提案・改善事例などをご紹介しました。

 

 

共同出展した大和ハウスグループ各社では、次世代型物流センターの実現に向けた大和ハウスグループの取り組みと題して、AI・IoTを活用した物流センターの最新施設と最新テクノロジーをご紹介し、最新鋭の物流ロボットも展示しました。

 

■主な展示内容

・大和ハウス工業:物流センターの開発実績と今後の開発計画

・大和リース:作業アシストスーツ「laevo exoskeletons」

・アッカ・インターナショナル:ECフルフィルメントサービスの紹介、ロボットで運営する物流センター内のVR体験

・GROUND:AMR型ロボット

 

■大和ハウスグループブースの共同出展会社

大和ハウスグループ会社:大和ハウス工業、大和リース、フレームワークス、モノプラス、アッカ・インターナショナル、若松梱包運輸倉庫

アライアンスパートナー企業:GROUND、ABEJA

 

株式会社Hacobu

2つ目に紹介するのは、株式会社Hacobuさまの展示ブースです。

 

 

 

株式会社Hacobuは、『運ぶを最適化する』をコンセプトに、荷物を送る事業者と運送会社をオンラインでつなぐシステムを開発している物流スタートアップます。

 

今回の展示ブースでは、バース管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」を紹介。

まだまだアナログ業務が主流の物流業界を変え、「モノと車両と場所」にかかわる物流情報がデジタルにやり取りされるスマート・ロジスティクスを目指し、企業間物流にかかわる事業者がプラットフォーム上でつながる世界の実現を目指しています。

 

 

 

>>株式会社HacobuのWEBサイト(https://movo.co.jp/

 

ユーピーアール株式会社

最後に紹介するのは、ユーピーアール株式会社さまの展示ブースです。

 

 

 

ユーピーアール株式会社は、パレットをはじめとした、幅広い物流機器のレンタル・販売をコア事業としています。

近年ではパレットの共同利用・共同回収による荷役時間短縮、ドライバー不足対策などの物流業界の課題にあわせた商品・サービスを提案しています。

 

今回の出展ブースでは、物流の現場で働く人材の身体を守りサポートする「アシストスーツ」を大々的に展示。

実際に着用し、荷物を運ぶ体験もできることもあって、常に多くの来場者で賑わっており、大きな注目を集めておりました。

 

 

 

>>ユーピーアール株式会社のWEBサイト(https://www.upr-net.co.jp/

 

おわりに

西日本初開催の「第1回 関西物流展」は3日間で合計21,432名と多数の来場があり、物流に関する関心の高さが伺えました。

物流は目に見えないサービスなだけに、今回のような展示会は非常に貴重な機会です。他の出展企業さまの技術やサービスは実際に見て、人とのコミュニケーションを通じなければ伝わらないことがあります。新しい技術や製品は、まだ導入事例が少なく、これからやってくる未来での出来事だと敬遠しがちですが、展示会に行けば実際に見て、触って、聞いて体験して、理解を深めることができます。

物流関係者はもちろん、物流に関心のある方は、展示会へ積極的に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

<2020年に予定されている物流関係の展示会情報>

東京では、2020年2月19日~21日に、東京ビックサイトで「国際物流総合展 INNOVATION EXPO」が開催

https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ltt2020/

 

名古屋では、2020年05月21日~22日に、ポートメッセなごやで「人流・物流生産性向上フェアin中部」が開催

https://www.logi-actz.jp/

 

関西物流展も、2020年10月に第2回が開催されることが決定

http://kansai-logix.com/