物流用語として使用される「メザニン」について、解説しています。
(英語:Mezzanine)
メザニンとは
メザニンとは、天井の高い倉庫や工場において上部空間を有効活用するために設置する組立式の中二階棚のことをいいます。
「メザニンラック」、「積層ラック」、「積層棚」、「立体架台」、「プレーンラック」、「パレットステージ」など様々な呼称があります。
棚は一般的に建築物に固定されていない場合が多く、組立・解体が容易になっております。
メザニンは、英語で中二階のことを意味します。
メザニンのメリット・デメリット
メザニンのメリットとデメリットには、次のような項目が挙げられます。
【メリット】
- 上部空間を有効活用できる
- 賃貸、居抜物件でもスペース設計が比較的容易
- 設置、解体が比較的容易で、コストメリットが高い
【デメリット】
- (仕様によって)メザニンが建築物の一部とみなされるため、建築基準法に基づく確認申請を必要とする。
- (仕様によって)消防法の適用を受けるため、検知器やスプリンクラーなどの消防設備の設置が必要となる。(設置にあたっては消防署との事前協議を行うことが望ましい)