流通用語として使用される「スクラップアンドビルド」について、解説しています。
(英語:Scrap and Build)
スクラップアンドビルドとは
スクラップアンドビルドとは、老朽化したり陳腐化したりして物理的または機能的に古くなった建物、設備を廃棄し、最新の施設・設備に置き換えることをいいます。英語の頭文字をとって、「S&B」と呼ぶことがあります。
流通・小売業界では、古くなった店舗や小規模店舗を閉店し、同一のエリアで新しい店舗に置き換えることを指します。
なお、各用語の意味は、次のとおりです。
スクラップ【scrap】:くず、廃物、がらくた
ビルド【build】:建てる、建設する、作る
スクラップアンドビルドの効果
コンビニエンスストアなどの流通・小売業界では、店舗のスクラップアンドビルドによって各社が競争力の維持・向上を図っています。
スクラップアンドビルドにより、変化する地域・顧客のニーズに合わせて、設備、建物を置き換え、サービスの「効率化」や「最適化」を図り、時代に沿った形の地域性を確立していくことが可能になります。
また、スクラップアンドビルドにより新たな需要が生まれることで、新たな仕事、雇用が生まれ、地域の活性化にもつながる効果もあります。