物流用語として使用される「ユニットロードシステム」について、解説しています。
(英語:Unit Load System)
ユニットロードシステムとは
ユニットロードシステムとは、さまざまな荷姿の包装貨物を個別に扱うのではなく、パレットやコンテナなどの単位にユニット化することによって、物流機器を利用して荷扱いし、輸送、保管などを効率化する仕組みをいいます。
また、パレットやコンテナなどの単位にユニット化された貨物を、「ユニットロード」といいます。
代表的なユニット化の機器には、パレットによるパレチゼーションと、コンテナによるコンテナリゼーションがあげられます。
ユニットロードシステムのメリット・デメリット
ユニットロードシステムのメリット・デメリットには、次のような事項が挙げられます。
メリット
- 荷役の機械化・合理化による作業能率の向上と省力化
- コストの低減
- コンテナ、パレットの利用による貨物の破損、汚損、紛失、盗難などの防止
- 個々の包装の簡素化による包装費の削減
デメリット
- 荷役機器が必要となる
- 荷役機器に寄る作業に対応した施設・設備が必要となる
- 空コンテナや空パレットの管理コストが発生する