物流用語として使用される「ドックシェルター」について、解説しています。
(英語:Dock Shelter)
ドックシェルターとは
ドックシェルターとは、トラックやコンテナが物流センターや工場に入庫する際、搬入口と荷台の隙間を埋める装置のことをいいます。
ドックシェルターによって、外気の影響を最小限に抑えることができ、雨風や粉塵等の侵入を防止し施設内をクリーンな環境に保てるようになることから、食品や精密機器はもちろん、アパレル商材等を取り扱う倉庫でも多く利用されています。
【ドックシェルターの各語の意味】
ドック : 物流センターにおける荷受け場、出荷場
シェルター : 避難、保護
ドックシェルターの導入効果
ドックシェルターを導入することによる効果には、主に次の項目が挙げられます。
■施設内衛生管理の向上
入出荷時の雨風、粉塵、虫等の侵入を防止し、施設内をクリーンな環境に保つことができる。
■防臭
臭気の漏れや外気の流入を防ぐことができる。
■エネルギー効率の向上
冷気の流出と暖気の流入を抑え、エネルギーロスを防ぎ、エネルギー効率を向上することができる。