用語集
ロジスティクスLCL:Less than Container Load
物流用語として使用される「LCL」について、解説しています。
(英語:LCL)
LCLとは
LCLとは、Less than Container Loadの略称で、1本の海上コンテナ(20フィートや40フィートコンテナ)を満たさない規模の小口貨物のことです。日本語では「コンテナ混載貨物」と呼ばれます。
1社でコンテナを丸ごと貸し切る(FCL:Full Container Load)ほどの物量がない場合でも、他の荷主企業の貨物と1本のコンテナに相乗り(混載)させることで、スペースに応じた運賃だけで安価に海上輸送できる仕組みです。
LCLの現状と課題
LCLは小口貿易に不可欠な輸送手段ですが、昨今のグローバルサプライチェーンにおいて以下の現状と課題を抱えています。
- リードタイムの長期化: コンテナを輸出する前に、CFS(Container Freight Station:コンテナ貨物集積所)と呼ばれる保税倉庫で、複数の荷主の荷物をコンテナに詰め込む「バンニング」作業が発生します。また、輸入地でも取り出す「デバンニング」作業が必要なため、貸切コンテナ(FCL)に比べて数日〜1週間程度リードタイムが長くなります。
- 他社貨物に起因する遅延・トラブル: 同じコンテナに相乗りしている他社の貨物に「書類の不備」や「税関での引っかかり」が生じた場合、コンテナ全体の通関がストップし、自社の荷物まで巻き添えで引き取りが遅れるリスクがあります。
- 梱包コストの増加: 様々な形状・重量の他社貨物と隙間なく混載されるため、輸送中の振動や圧力による破損を防ぐため、FCL以上に頑丈な梱包(木箱梱包や厳重なパレット梱包)が求められ、梱包費用がかさむケースがあります。
LCLとLTLの違い
アルファベットが酷似しているため混同されやすいですが、「国際物流」か「国内物流」かという根本的な違いがあります。
| 項目 | LCL(Less than Container Load) | LTL(Less than Truckload) |
|---|---|---|
| 主な対象 | 海上コンテナへの相乗り(混載) | トラックの荷台への相乗り(混載) |
| 物流の領域 | 国際物流(輸出入・海を渡る輸送) | 国内物流(陸上輸送・国内配送) |
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