物流用語として使用される「コールドチェーン」について、解説しています。
(英語:cold chain)
コールドチェーンとは
コールドチェーンとは、食品、医薬品等の一定の温度管理が必要な商品を、品質の劣化を防ぎながら一貫して適当な温度(低温、冷蔵、冷凍)のまま流通するシステムのことをいいます。
主に食品の流通を指すことが多いですが、一定の温度管理が必要な商品全般が対象となるため、医薬品や、電子部品等を流通する場合にも利用されます。
【コールドチェーンの対象となる主な貨物】
・食品(生鮮食品、冷凍食品)
・医薬品
・電子部品
日ASEANコールドチェーン物流プロジェクト
日本ではコールドチェーン機能が整備され、食品の質や安全性は担保されています。
一方で、東南アジア諸国連合(Association of South‐East Asian Nations:ASEAN)では、食品の質および安全性の向上、物流過程における食品廃棄率の低減などの観点からコールドチェーン機能の整備が課題となっています。
このようなASEANの状況に対応するため、2017年10月に「日 ASEAN コールドチェーン物流プロジェクト」が承認され、ガイドラインの策定などを通じて、ASEANにおけるコールドチェーンの整備に向けた各種取り組みが進められています。
大和ハウスグループのソリューション
大和ハウスグループの若松梱包運輸倉庫株式会社では、3温度帯・4温度帯の物流効率化や共同配送を展開しています。
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