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D to C(D2C)

流通用語として使用される「D to C」について、解説しています。

 

(ヨミ:ディートゥーシー)

 

 

DtoCとは

D to Cとは、Direct-to-Consumerの略で、自ら企画、製造した商品をどこの店舗も介すことなく自社のECサイトで直接顧客へ販売するビジネスモデルのことです。 『D2C』と表記することもあります。

 

 

D to Cの特徴・SPAとの違い

D to Cは、製造から販売まで一貫して自社で行うという点においてはSPA(Speciality store retailer of Private label Apparel)と類似したビジネスモデルと言えますが、SPAとの最も大きな違いは、店舗での販売を行わずに自社運営のECサイトで顧客にダイレクトに販売するビジネスモデルからスタートしているという点です。

 

仲介業者を挟むことなく企画から製造・販売までをすべて自らで行うことで、無駄なコストを排除し、より価値の高い商品の提供を可能にしています。

 

(出典:株式会社Fabric Tokyo「D2Cビジネスモデルに関する調査レポート」)

 

 

DtoCブランドによるリアルへの逆展開

最近では、顧客との接点の拡大を目的に、D to Cブランドがリアル店舗を展開するケースも増えてきています。
D to Cブランドの店舗の役割は、体験の提供であり、店舗に行った場合でも購買プロセスはオンライン上で行うのも特徴です。

 

例えば、株式会社Fabric Tokyo(https://fabric-tokyo.com/)が運営する、オーダースーツ・シャツのD to Cブランド「Fabric Tokyo(ファブリックトウキョウ)」では、東京・横浜などの首都圏に8店舗(2018年11月現在)を出店していますが、実店舗は商品を購入する場ではなく、サイズを採寸したり、商品に実際に触れたり試着したりすることを目的としているとのことです。

 

 

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