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実車率

物流用語として使用される「実車率」について、解説しています。

 

(よみ:じっしゃりつ)

 

 

実車率とは

実車率とは、輸送効率の指標の1つで、トラックが走行した距離のうち、実際に貨物を積載して走行した距離の比率のことをいいます。

 

実車率は、数値が高いほど輸送効率が良いことを意味しており、貨物を載せることなく走行する距離(空車距離)が増えると低下します。

 

輸配送を自社トラック(白ナンバー)で行っている自家物流においては、帰り荷を確保できないケースが多いため、物流会社よりも実車率は低くなる傾向にあります。

 

 

実車率の算定方法

実車率は、次の算式で算定します。

 

【実車率の算式】

実車距離 ÷ 総走行距離 × 100

 

【計算例】

例えば、1ヶ月間で5,000km走行した車両の貨物を積載して走行した距離が3,000kmの場合、実車率は、60%となります。

 

 

その他の輸送効率の指標

空車率:走行距離のうち、貨物を積まないで走行した距離の割合(実車率の対義語)

積載率:車両積載重量に対して、積載した貨物重量の割合

稼働率:対象期間のうち、車両が実際に稼働した日数・時間の割合

 

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