物流用語として使用される「積載率」について、解説しています。
(よみ:せきさいりつ)
積載率とは
積載率とは、輸送効率の指標の1つで、トラックの最大積載重量に対して、実際に積載した貨物の重量の比率のことをいいます。
積載率は、数値が高いほど輸送効率が良いことを意味します。
積載率100%の車両でも、納品を終えた後の復路は、帰り荷がなければ積載率は0%になります。そのため、輸送プロセス全体における積載率を管理する場合には、平均積載率を用いることもあります。
積載率の算定方法
積載率は、次の算式で算定することができます。
【積載率の算式】
積載率(%) = 積載重量 ÷ 最大積載重量 × 100
【計算例】
例えば、最大積載重量4tの車両に対して、3tの貨物を積載して輸送した場合、積載率は、75%となります。
また、運行途中で積み降ろしを行っている場合や、複数ヶ所で積み降ろしを行っている場合は、積載率は運行時点によって変化します。
※参考:最大積載重量の基礎知識
今さら聞けないトラック基礎知識~車両重量と最大積載量の関係~
その他の輸送効率の指標
実車率:走行距離のうち、貨物を積んで走行した距離の割合
空車率:走行距離のうち、貨物を積まないで走行した距離の割合
稼働率:対象期間のうち、車両が実際に稼働した日数・時間の割合