物流用語として使用される「GTP」について、解説しています。
(ヨミ:ジーティーピー、グッズトゥパーソン)
GTPとは
GTPとは、Goods To Personの略称で、物流センターにおいて貨物をピッキングする作業者の場所や、棚入れする場所までまで荷物を運んでくるタイプの物流ロボット、または作業者が定位置でピッキングする作業の実施方法(定点ピッキング)のことをいいます。
GTPタイプのロボットには、Butler(Gray Orange社:インド)やEve(Geek社:中国)などの棚搬送型ロボットのほか、Autstore(Jakob Hatteland Computer社:ノルウェー)自動倉庫型システムなどがあります。
GTPの特徴
メリット
- ピッカーが動かなくてもよいので、作業者に求める体力的ハードルが下がる(物流センターの人手不足対応に効果が期待できる)
- 作業生産性の向上が可能
- 作業者の動線に必要なスペースの削減によって、全体スペースの削減が可能
デメリット
- ある程度の規模がなければコスト削減につながらない
- 導入にあたって、倉庫レイアウトの変更、オペレーションの見直しが必要