2020/04/01プレスリリース
大和ハウスグループの大和物流株式会社(本社:大阪市西区、社長:木下 健治)は、2020年3月31日、滋賀県蒲生郡竜王町において物流施設「滋賀竜王物流センター」を竣工し、本日4月1日に稼働を開始しました。 あわせて、同県湖南市にて稼働中の「滋賀物流センター」の建て替えを決定しましたので、お知らせします。
(1)積替拠点に適した施設仕様
「滋賀竜王物流センター」(以下、「本センター」)は、トラックバース直結の貨物用エレベーターや広い荷捌きスペースを整備することで、荷役業務の安定化・効率化を図り、積替拠点としての運用に適した仕様となっています。また、2階倉庫部分は、柱スパンを最大20m設け、高い保管能力を有しています。
(2)広域エリアへの配送に適した立地
本センターは、名神高速道路の「竜王インターチェンジ」から約500mと至近で、北陸圏、中京圏、近畿圏へのアクセスに優れた場所に位置しています。広域配送拠点の適地として幅広いニーズに対応した物流サービスの提供が可能です。
(3)創エネ・省エネを実現する環境配慮型物流センター
本センターの屋上には約2,160枚・総発電容量約670kWのソーラーパネルを敷設し、売電事業を行います。さらに、全館にLED照明を導入し、創エネ、省エネを実現する環境配慮型の物流センターです。
(4)今後の運用
本センターは、交通面での利便性を活かし、京滋エリアのメーカー企業・サプライヤー企業向けに、部材の調達物流や完成品の共同配送拠点などとして運営します。 また、倉庫および事務所部分の一部約7,400㎡(約2,238.50坪)は、物流会社(株式会社ロジコム様)へ賃貸します。
「滋賀物流センター」(滋賀県湖南市、2003年開設)は、取扱い物量の拡大を受けて2018年1月に増築しました。そしてこのたび、今後の物流需要の増加を見込み、既存棟を現状の2,918.72㎡(約882.91坪)から約5倍の15,285.00㎡(約4,623.71坪)に拡張する建て替えを決定しました。2020年7月に着工し、2021年7月から稼働予定です。
国土交通省の調査「新しい物流システムに対応した高速道路インフラ活用の方向性 中間とりまとめ」によると、近年、近畿圏では、新名神高速道路をはじめとした高速道路網の整備により広域アクセスが容易になったことで、内陸部における大型物流施設の立地が見られます。
当社においても、京滋エリアの事業基盤の強化に積極的に取り組み、2018年から5カ所の物流センターを開発しています。今後も、エリア内のネットワークを活用し、車両や作業員を連携することで、多様化する物流ニーズに対して柔軟に対応し、物流サービスレベルのさらなる向上を図ってまいります。
名 称 |
所在地 |
竣工 |
---|---|---|
滋賀物流センター 増築棟 |
滋賀県湖南市 |
2018年1月 |
久御山物流センター |
京都府久世郡 |
2018年6月 |
滋賀竜王物流センター |
滋賀県蒲生郡 |
2020年3月 |
京都物流センター ※建替増床 |
京都府京都市 |
2020年7月予定 |
滋賀物流センター 既存棟 ※建替増床 |
滋賀県湖南市 |
2021年7月予定 |
名 称 |
大和物流株式会社「滋賀竜王物流センター」 |
---|---|
所在地 |
滋賀県蒲生郡竜王町大字小口字廣谷1303番 |
敷地面積 |
14,221.08㎡(約4,301.88坪) |
延床面積 |
15,925.81㎡(約4,817.56坪) |
構造・規模 |
鉄骨造3階建(倉庫2層)・低床式ホーム構造 |
床荷重 |
1階:2.0t/㎡、2階:1.5t/㎡ |
搬送設備 |
貨物用エレベーター3基(3.6t:1基、4.5t:2基) |
環境対応 |
全館LED照明導入 ソーラーパネル敷設 (約2,160枚、総発電容量:約670kW、年間予定発電量:約73万kWh) |
最寄りIC |
名神高速道路「竜王インターチェンジ」から約500m |
最寄り駅 |
JR琵琶湖線「篠原駅」から約6.2㎞ |
設計・施工 |
大和ハウス工業株式会社 |
着工日 |
2019年8月1日 |
竣 工 |
2020年3月31日 |
稼 働 |
2020年4月1日 |
■物流センター紹介URL:https://www.daiwabutsuryu.co.jp/center/shiga-ryuoh