物流用語として使用される「ノックダウン方式」について、解説しています。
(英語:Knockdown-System)
ノックダウン方式とは
ノックダウン方式とは、部品または半完成品の状態で輸送し、現地で組み立てる生産・物流の方式のことをいいます。
主に自動車の生産や家具の配送などで採用されています。
例えば、家具販売のケースでは、ノックダウン方式で配送し、販売事業者側が現地での組み立て作業までサービスする販売方式と、消費者が自ら組み立てる販売方式があります。
ノックダウン方式のメリット・デメリット
ノックダウン方式のメリット・デメリットは、次のとおりです。
メリット
- 海外に輸出する場合、完成品よりも部品の方が関税にかかる費用が安くなるケースがある
- 完成品を輸送するよりも積載効率が高くなり、輸送コストの低減が可能
デメリット
- 組み立てにかかる生産性や品質の均一化が難しい