物流用語として使用される「かご台車」について、解説しています。
(英語:Roll-Box-Pallet)
かご台車とは
かご台車とは、開口部以外の3面がパネルで囲まれている運搬用台車(カゴ付きの台車)のことをいいます。
「ロールボックスパレット」や、「カーゴテナー」などとも呼ばれます。
かご台車を活用すると、物流センターでのトラックへの積み込み、店舗などの納品先での荷卸し後の店舗内への移動(品出し)などの荷役が人力で可能になります。(ただし、平地でのトラック積み下ろし時にはテールゲートリフターが必要となります。)
かご台車は、物流センターに限らず、空港・スーパー・ホテルなど幅広い現場に普及し、品出しや段ボールの収集などさまざまな用途に利用されています。
かご台車を使用するメリット・デメリット
かご台車を使用することのメリットとデメリットには、次のような項目が挙げられます。
【かご台車を使用するメリット】
- 折りたたむことが出来る為、使用しない時はスペースを確保することができる
- キャスターが付いている為、重い荷物の移動も楽にできる
- 荷物を積んだまま、搬入搬出が可能
【かご台車を使用するデメリット】
- パワーゲート車もしくはプラットフォーム式の倉庫でなければ、積み卸しができない。
- 車両に積載できる台車数が決まっている。(バラ積みと比べると積載効率は下がる)
- 異形物の場合、かご台車に乗せることができない場合がある。
かご台車のサイズ
かご台車には、さまざまなサイズの種類がありますが、主に次の2種類のサイズが主流となっています。
なお、いずれのサイズにおいても、積載重量は500kgが主流です。
【幅1100mmタイプ】
W1100×D800×H1700mm
【幅850mmタイプ】
W850×D650×H1700mm
サイズの他にも、材質や折りたたみ方法、間口の仕様などでいくつかの種類が存在します。