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ワンウェイパレット

物流用語として使用される「ワンウェイパレット」について、解説しています。

 

(英語:One Way Pallet)

 

 

ワンウェイパレットとは

ワンウェイパレットとは、発地から着地までの片道のみで、回収しない前提で製造・利用されるパレットのことを指します。

 

なお、各用語の意味は、次のとおりです。

ワンウェイ【One-Way】:一方的な、片道の

パレット【Pallet】:パレット(ばらばらの貨物をまとめて保管、輸送、荷役できるようにする物流機器)

 

主に輸出用のパレットは、回収コストや運用負荷がかかり非効率であるため、一般的にはワンウェイで利用される方式が取り入れられています。

 

 

ワンウェイ方式のメリット・デメリット

メリット

  • 回収コストがかからない。
  • 空パレット保管などの管理コストがかからない。
  • 管理業務が不要。

 

デメリット

  • (1運行もてば良いので)耐久性がない。
  • 使い捨ての為、製造コスト・処分コストが都度発生する。

 

その他のワンウェイ方式の事例

パレット以外にも、例えば牛乳瓶や、ウォーターサーバーに使用されている瓶やボトルは今まで回収し再利用されてきましたが、回収コストの増加や衛生面の問題から紙パックや使い捨てボトルを使用した容器によるワンウェイ方式が採用されています。

 

これらのパレット以外のワンウェイ方式の物流機器・容器を「ワンウェイ・パック」「ワンウェイ・ボトル」などと呼びます。