物流用語として使用される「寄託」について、解説しています。
(よみ:きたく、英語:Deposit)
寄託とは
寄託とは、当事者の一方(受寄者)が、相手方(寄託者)のために物を保管することを約し、それを受取ることによって成立する契約のことをいいます。
民法では、寄託契約を「当事者の一方が相手方のために保管することを約して、ある物を受取ることにより成立する契約」(民法第657条)としています。
(寄託)
第六百五十七条 寄託は、当事者の一方が相手方のために保管をすることを約してある物を受け取ることによって、その効力を生ずる。
物流においては、営業倉庫における貨物の保管が寄託契約にあたります。
身近な事例では、銀行への預金の預け入れ契約も寄託契約であり、「消費寄託」と呼ばれる類型に当てはまります。